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バーンロムサイの手仕事

古布長財布ができるまで





バーンロムサイのプロダクツの中でも

ファンが多く人気の高い古布長財布。

古布長財布の魅力は、

日本にはなかなかない鮮やかな色彩や独特のデザイン、

そして緻密なステッチワーク…と挙げ始めるときりがありませんが、

華やかな見た目の裏には手間のかかる作業や

手仕事の技術が詰め込まれています。

今回はバーンロムサイの手間と時間と想いをかけて作っている

「古布長財布」をご紹介します。




■古布とは■




「古布」と聞いて、すぐにピン!と来る人は

なかなかいないのではないでしょうか。

古布とはタイ北部や近隣諸国の山地に暮らす

山岳民族の伝統的な衣装などに使われていた布のこと。

山岳民族の女性の間では、刺繍が細かければ細かいほど、

災いが身体に入ってこないと信じられているとか。

驚くほど細かい刺繍やアップリケ、

様々な意味が込められた刺繍など、私たちを魅了します。

衣装の状態で手に入るものもあれば

一部のハギレから始めることもある古布を

無駄が出ないようにお財布やパスケース等にリメイクしています。



■チェンマイの縫製場で
リメイクしています■




バーンロムサイの施設と工房は

タイ北部の都市チェンマイ郊外にあります。

その縫製場でバーンロムサイの古布アイテムは生み出されています。

仕入れた古布の美しい部分を選んだり、

組み合わせとデザインを考えたりしながら、

場合によってはパッチワークをしたり、

リボンやビーズを施し製品に仕上げています。

ひとつひとつ手仕事で丁寧に仕上げた世界に1つだけの一点ものです。





■古布長財布ができるまで■


古布を仕入れてから、長財布が出来るまでの工程をご紹介!





1)まずは古布の丁寧な洗浄から。汚れや埃を完全に取り除きます。






2)次に生地を傷つけないように注意しながら、

古布の裏地や飾り、糸くずを取り外します。

1枚1枚手作業のため、手間と時間がかかる作業です。





3)お財布のサイズに合わせて断裁し、古布の組み合わせと

デザインを考えてミシンで縫製を施します。






布を合わせる作業は難しくもあり、楽しい作業です。





4)完成した布地に、芯地を合わせて布の強度を上げます。

一点づつ、古布の柄やカラーに合わせて、

裏地の鮮やかなシルクの布やファスナーをセレクト。



お財布のカードや小銭入れなどの中のパーツを裁断して縫製して、

ようやくお財布の形になります。





5)必要な場合は刺繍のやり直しやビーズの縫い合わせを行い、

最後にバーンロムサイの商品の特徴になっているフチのカラフルな刺繍を施します。

フチの刺繍糸も、古布の柄に合わせてセレクトしており、

いくつかのカラーの刺繍糸を組み合わせている場合も。



そうして、ようやく1つの商品が完成です。








その後しっかりと検品をして日本に発送しています。




■現在のオンラインショップの
ラインナップは??■



古布長財布は不定期入荷のため、新しい商品は入荷次第、

鎌倉店・オンラインショップ・展示会等に届きます。

時期によっても生地の合わせ方や色合いに変化があって

見ているだけでワクワクします。

オンラインショップの現在のラインナップはこちらから。



(↑画像の商品は2025年1月中旬時点のものです。
SOLD OUTの場合もございますので、商品ページにてご確認くださいませ



クロスステッチで描いた柄が印象的なものや、

リボン状の生地をたくさんつなぎ合わせたもの、

鮮やかな色合いの花柄をメインとしているもの等、どれも個性豊か。

全て1点もののため、出会いやインスピレーションを信じて

選んでいただけたら嬉しいです。

鎌倉店や各地の展示会でも常時数点販売していますので、

お立ち寄り際はぜひチェックしてみてください。




■お直しで長くお使いいただけます■



日々お使いいただくお財布。

特に古布長財布は布で作られている為、

長くご愛用いただくほどに傷みも出て参ります。

その際は、現在不定期・期間限定ではございますが、

お直しの受付もいたしますので、ぜひご活用ください。

※次回の受付は2月ごろを予定しています。
(次回実施は決まり次第、HPやSNS等でご案内いたします。)

実は新しい長財布を作るよりも技術と時間を要するお直しですが、

皆さまのお気に入りの1点を長くご愛用いただけるよう、

続けていきたい活動の1つです。



バーンロムサイのこだわりが詰まった古布長財布。

お気に入りの1品を長くお使いいただけたらうれしいです。